共働き世帯の増加にともない、家の購入時にペアローンを使う方が増えています。
現在マイホームの購入を予定している方の中にも、ペアローンをご検討中の方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事ではペアローンの特徴と、メリット・デメリットについてご紹介します。
家の購入で使えるペアローンの特徴とは
ペアローンとは、1つの物件に対して一定の収入がある同居家族と一緒に債務者となり住宅ローンを契約する方法です。
1人の収入では希望額のローンを契約することが難しい場合に、ペアローンの利用によって借入額を増やすことができるのです。
ペアローンは2人の収入を合わせて計算しますが、それぞれが借入額も毎月の返済額も個別に設定できる特徴があります。
また、お互いが連帯保証人となります。
家の購入で使えるペアローンのメリット
家を購入する際にペアローンを使うと、さまざまなメリットがあります。
借入額が増える
2人分の収入をもとにローンを組むので、通常の住宅ローンよりも多くの金額を借り入れることができます。
そのため、予算を増やしてもっと条件の良い高額の物件を購入することが可能です。
住宅ローン控除
メリットには、2人とも住宅ローン控除を受けられる点も挙げられます。
住宅ローン控除は、家を新築した際に最大10年間はローン残高に対して税金が戻ってくる制度ですが、この制度が受けられるのはローンの名義人のみです。
しかし、ペアローンでは2人とも名義人なので、いずれも控除が受けられます。
家の購入で使えるペアローンのデメリット
ペアローンを使って家の購入するとメリットばかりではなく、デメリットもある点に気を付けなければなりません。
団信の効果が薄い
ペアローンではそれぞれが団信に加入できますが、万が一どちらかが亡くなった場合に弁済されるのは1人分の借入額です。
もう1人の分の借入額は残るため、払い続ける必要があることに注意しなければなりません。
諸費用の負担が増える
住宅ローンを2つ組むことになるので、諸費用が通常の住宅ローンに比べると多くかかります。
手続きには登記費用や司法書士報酬、印紙代が必要とされますが、これらがすべて2倍かかるので、急な出費で驚かないように準備しておきましょう。
まとめ
家を購入するとき、ペアローンを利用すると借入額が増やせるなどのメリットがあるため、希望の物件に手が届きやすくなります。
しかし反対にデメリットもあるため、利用の際は2人で十分に検討をおこなうことをおすすめします。
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