人生のなかで大きな買い物と言われているマイホームは、何度も購入できるわけではありません。
今回は、購入時の諸費用のなかに含まれる頭金とはなにか、相場はいくらなのか、注意点はどんなことがあるのかを解説します。
これからマイホーム購入を検討している方は記事を参考にしてみてください。
マイホーム購入時の頭金とは?
頭金とは、建物と土地の合計代金から借り入れ額を差し引いたお金のことです。
つまり、マイホームの購入代金のうち、自己資金でまかなうお金のことを言います。
購入代金の何割を頭金とするかにより、住宅ローンの金利優遇措置が受けられる可能性があります。
頭金を多く準備すれば、借り入れ額が少なくなるため、返済の負担が少なく済むでしょう。
また、諸費用のなかには、手付金と言われる頭金と似た費用が含まれています。
手付金とは、契約成立を証明するお金のことで、不動産売買契約当日に現金で支払いますが、売主による契約解除の場合は2倍の額が支払われ、買主による契約解除では返却されません。
マイホーム購入費用「頭金」の相場はいくら?
頭金の相場は、購入するマイホームの価格の1〜2割と言われています。
もちろん頭金ゼロでも借り入れは可能です。
ただし、頭金があると金利負担が少なく毎月の支払いを抑えられるメリットがあります。
たとえば、4,000万円のマイホームを購入するケースで頭金ゼロの場合、金利が1.4%、35年の場合、毎月の返済額が12万523円、総支払額が5,062万円となります。
一方、頭金を相場の2割支払った場合、毎月の返済額は9万6,419円となり、総支払額は、4,850万円です。
また、金融機関や自治体により金利優遇がされた場合には、差額が大きくなるでしょう。
金利が同じ場合でも212万円の差があります。
マイホームを購入する際の頭金の注意点とは?
マイホームを購入する際には、建物や土地の代金だけでなく、仲介手数料や住宅ローン手数料、登記費用など各種諸費用が発生します。
これらにかかる費用は物件価格の3~10%程度と言われており、基本的に現金で支払う必要があります。
手元にある貯金をすべて頭金につぎ込んでしまうと、これらの諸費用を支払えなくなってしまうため注意しましょう。
このため、頭金を設定する際は、諸費用の支払いはもちろん、日常生活における急な出費なども想定したうえで検討することが大切です。
まとめ
マイホームを購入する際には、頭金を支払うと住宅ローンの借り入れ額が少なくなるため、その後の支払い負担が少なく済みます。
しかし、頭金以外に諸費用なども現金で支払う必要があるため、そうした注意点をふまえたうえで、頭金の額を検討することが大切です。
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