ペット可の賃貸物件では、退去費用が一般と比較して高い、または高くなる傾向があります。
今回は、ペット可賃貸物件の退去費用が高い、高くなる理由と、その対策についてご紹介します。
ペット可賃貸物件の退去費用が高い理由とは?
ペットを飼う方々には想像しやすいかもしれませんが、その理由は下記のとおりです。
●壁、床、柱にペットのひっかき傷などがついている
●ペットのにおいが部屋にしみついている
●排泄物の汚れ、シミが床やクロスに残っている
まさに退去時の原状回復において、これらは対象となる事象で、借主としてもある程度想定できるものです。
そのためペット可賃貸物件では、通常修繕費にも充てられる敷金を、一般の賃貸物件よりも高めに設定され、家賃の2~3か月分が敷金の相場です。
ペット可でもペットを飼っていない場合の退去費用は通常と変わりません。
ペット可賃貸物件の退去費用の相場はどれくらい?
前述した高くなる理由にもある、汚れ・におい・シミを除去するために、壁紙やフローリングの修繕費用とハウスクリーニング(消臭)の費用が掛かります。
●壁紙:6~8畳で4.5~5.5万円前後
●フローリング:6~8畳で10~15万円前後
●ハウスクリーニング:ワンルーム・1K・1DK・1LDKで2.5~6万円前後、2DK・2LDKで4~9万円前後
貸主との話し合いで安くなることもありますが、平均的な退去費用の相場は、家賃に10~20万円前後がプラスされると見ておきましょう。
しかし、高額に設定されている敷金を支払い、日頃からペットによる汚れや傷に注意しながら生活していれば、敷金の一部が戻るなど、安く住む場合ももちろんあります。
また、あまりにも相場からかけ離れた修繕費を請求された場合は、消費生活センターや弁護士に相談してみても良いでしょう。
ペット可賃貸物件の退去費用を抑えるための対策とは?
重要なことは、部屋を傷つけたり汚したりしない、においを染みつかせないことです。
床を爪で傷つけるのを防止するためにカーペットなどを敷くと良いでしょう。
傷防止だけでなく、多少の糞尿であれば直接床を汚すまえに吸収してくれます。
そして、傷をつける元となるペットの爪は短めに手入れして、長いまま放置しないこと。
においについては、排泄物を放置せず、その都度掃除して取り除き、犬や猫などは月に2回はシャワーなどで体を洗ってあげましょう。
そして空気の入れ替えをこまめにおこなったり、ペット専用の脱臭剤を部屋に置いたりしてにおいが染みつかないように心がけましょう。
まとめ
ペット可賃貸の退去費用は、貸主の主観や確認の差が出やすい部分ですが、借主も日頃から対策することで退去費用を少しでも抑えることができます。
もともと高い敷金も払っているので、ペットと楽しく清潔で健康的に暮らして、敷金が少しでも戻ればうれしいですね。
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