お風呂の追い焚き機能とは、浴槽に入れたお湯の温度が下がってしまったときに、温め直せる機能のことです。
賃貸物件を選ぶ際に「お風呂・トイレは別の物件が良いな」と考えていても、追い焚き機能の有無までは意識する方は少ないのではないでしょうか。
今回は、追い焚き機能のメリット・デメリットを解説します。
追い焚き機能のメリットとは?
お風呂の追い焚き機能がもっとも活躍するのは、家族など複数人で同居していて、それぞれお風呂に入るタイミングが違う場合です。
お湯の温度が下がったとき、追い焚き機能がないとそのたびにお湯を足すか張り直さないといけませんが、追い焚き機能があればお湯を温め直すだけで済みます。
一人暮らしであっても、長風呂をしていて途中でお湯が冷めてしまったときにすぐ温め直せる、翌日に温め直してもう一度入浴できるというメリットもあります。
「スマートフォンで動画を見ながら、ゆっくりお風呂に入りたい」「毎日お風呂につかりたいけれど、そのたびにお湯を張り替えるのはもったいない」という方に最適の機能と言えるでしょう。
なお、1人用の浴槽では容量が160~200Lで、200Lためると水道代は約48円かかります。
365日毎日お湯を張り直すと、年間で約1万7,000円の水道代がかかることになりますので、案外軽視できない出費です。
また、追い焚き機能がついているお風呂は、他にも自動お湯張り機能や予約機能、保温機能などの便利な機能がついています。
自動お湯張り機能を使えば、「お風呂にお湯をためている間に他のことをしていたら、うっかり忘れてお湯があふれてしまった!」といった失敗がなくなります。
予約機能を使って仕事から帰る時間に設定しておけば、帰宅してすぐにお風呂に入ることも可能です。
追い焚き機能のデメリットは?
追い焚き機能つきのお風呂は、浴槽だけでなく風呂釜の掃除も必要になり、手間がかかります。
これは、風呂釜に浴槽のお湯を引き込んで温め直すので、水垢や皮脂などが風呂釜にこびりついてしまうためです。
また、風呂釜を傷める可能性があるため、基本的には入浴剤を使用できません。
どうしても使用したい場合には、「風呂釜を傷めない」と表示されている入浴剤を使う、追い焚き機能を使わないなどといった配慮が必要です。
さらに、お風呂に追い焚き機能がついている物件では、ついていない物件に比べて家賃が高い傾向があります。
同じような条件の物件でも、追い焚き機能の有無で1万円ほどの差がついてしまう場合もあります。
まとめ
数人が違うタイミングでお風呂に入る場合や毎日お風呂につかりたい方にとって、追い焚き機能はとても使い勝手の良い機能です。
一方、一人暮らしで毎日お風呂につからない方、長風呂をしない方にとっては、それほど必要を感じないかもしれません。
自分のライフスタイルに合わせて、追い焚き機能の有無を選んでくださいね。
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