賃貸物件を探しているお客様のなかには、「部屋は気に入っているけれど、ベランダからの視線が気になる…」という理由から別の物件をお選びになる方も少なくありません。
そこで今回は、せっかく巡り合った自分の希望にあった部屋で快適に暮らすために、ベランダに目隠しをして得られるメリットや具体的な方法について解説します。
賃貸物件のベランダに目隠しをしたほうが良い理由
心理的な理由と防犯上の理由から、部屋の外から誰かの視線を感じるときには、ベランダに目隠しを設置したほうが良いでしょう。
部屋のなかを誰かに見られていると感じると、ストレスになるうえ、プライバシーまで侵害されてしまいます。
また、空き巣や盗難被害などのトラブルに巻き込まれるリスクもあります。
ベランダに目隠しを設置する最大のメリットは、これらの心理的な不安と防犯上の危険を解消できることです。
しっかりとプライベートスペースを確保できるうえ、常に「誰かにのぞかれているかも…」というストレスも解消されるので、リラックスしてご自宅で暮らせるようになるでしょう。
また、室内の様子が周囲に伝わりにくいように住環境を整えておくと、どのような生活サイクルで過ごしているか他人にバレにくくなるため、防犯対策にもつながります。
ベランダや窓から部屋のなかに入る窃盗事件が多数報告されていますから、低層階の賃貸物件を借りる際には、目隠しなどによって自分の安全は自分で守る心がけが必要です。
賃貸物件のベランダに最適な目隠しの方法とは
ただ目隠しをするのではなく、できる限りおしゃれに見える方法で外部の視線をシャットアウトしたいものです。
また、賃貸物件は第三者の所有物ですから、退去時の原状回復まで考えると、できるだけ建物に傷を付けない方法で、プライベートスペースを守らなくてはいけません。
さらに、ベランダが災害時の避難経路となっている物件も数多く存在し、進路を妨げる可能性がある目隠しは禁止されています。
このような背景を考慮すると、取り外しが簡単なシェードやすだれを利用してベランダを目隠しするのが無難でしょう。
シェードやすだれであれば物干し竿や窓枠に簡単に設置できるので、女性ひとりでも取り付けられます。
またプランターで朝顔やゴーヤなど、つる性の植物を育てると緑のカーテンでおしゃれに目隠しの効果を得られます。
ただし、ベランダに設置した目隠しが風で飛ばされた結果、第三者を負傷させてしまったときには損害賠償請求される可能性がありますから注意してください。
まとめ
気に入った賃貸物件が見つかったけれど、ベランダからの視線がネックに感じられるときには、今回ご紹介したシェードやすだれなどで目隠しを検討してみてはいかがでしょう。
一方で、風に飛ばされる危険が高いものは使用しないといった配慮や、強風が予測される際には室内へ取り込むなどして、隣接する住民や歩行者、車の安全を確保することも忘れないでください。
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